冬期北海道の停電に備えておきたいもの|食料・灯り・暖

生活準備編
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2018年9月に起きた北海道胆振東部地震で揺れによる被害だけでなく北海道全体の電気が停電するブラックアウト状態になったのも記憶にあるかと思います。

筆者の私は当時は釧路市に住んでおりましたので揺れの被害はありませんでしたが電気の復旧まで2日ほどかかった記憶がございます。
これが冬に起きなくて良かったと口を揃えて言っておりました。

今回は自分自身の体験からいつ起きるかわからない冬場の停電に備えておきたいものを紹介したいと思います。
普段使いできるものを中心に紹介できればと思います。

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胆振東部地震の停電で体験したこと

北海道胆振東部地震は2018年9月6日に北海道胆振地方で起きた最大震度7(厚真町鹿沼)を記録した地震です。
土砂崩れによる被害によってお亡くなりになられた方もいる悲惨な地震となりました。

また、苫東厚真火力発電所は道内の半数の電量を補っている大規模発電所が故障停止したことで連鎖的に他の発電所も停止したことで北海道全体で停電になるブラックアウトという状態になりました。

釧路に住んでいる筆者の私は揺れによる被害はありませんでしたがブラックアウトによる停電を経験しました。

停電により使えなくなったもの

停電により使えなくなったものは下記の通りです。
電化製品だけが使えなくなると思うのですが給湯器や暖房などのライフラインもダメになるので死活問題になります。

  1. 電化製品(冷蔵庫・レンジ・テレビ・電灯)
  2. 灯油暖房・給湯設備(電子コントロールのため)
  3. 水道(電気で水をくみ上げるマンションは使えなくなります)
  4. コンロ(ガスタイプであれば使えますがオール電化では当然ダメになります)

停電生活で影響・体験したこと

冷蔵庫が徐々に使い物ならなくなる

停電することで冷蔵庫の温度が上昇して保存している食料が傷んでいきます
冷蔵庫を開ける頻度を少なくして庫内の温度上昇を防いで食料維持に走ります。
ガスコンロが使えるorカセットコンロがあれば傷みやすいものから調理を行うことが大事です。
冷凍庫はあける頻度を少なくすれば比較的凍った状態を保っていたので大事な食糧を維持することができます。
後述しますが災害時にはスーパーがしばらく閉鎖されますしオープンしても長蛇の列で買うのが大変です。

スーパーマーケットが開いててもカオスで使えない

東日本大震災も体験して感じることが被災した時に如何に持ち球の食料を戦略的に維持できるかです。
停電した直後は閉鎖されておりますが社会のインフラとして社員さんの多大な努力で当日夕方から翌日に駐車場で必需品の販売などが開始されました。本当に感謝です。
しかしながら長蛇の列になるので買うのに一苦労です。
並んでも買える保証はありません

下記の写真は震災3日目のスーパーの様子です。
停電は解消されて店がオープンしても物流が死んでいるので野菜・魚・肉などの生の食料品が買えません。
生ものが買えなくなるので日持ちする食料に市民は走るのでカップラーメンなどの乾物が棚から消えます。

被災してしばらくは食料が買えないと思って日ごろの緊急時の食料担保が大事になります。
自分自身は場所を取らなくて安価なカロリーメイトを常備しております。
カロリーメイトは大人3箱/日(2400カロリー)・小学生の子供2箱/日(1600カロリー)で3日分確保しております。
4人家族なので20箱を用意しております。
賞味期限が近付いたら食べながら入れ替えをしております。
下記のバラエティーセットは味がバラエティーで入っているので飽きが来ずちょうどよいです。

非常時用としてカップラーメンだけになりがちですが被災当日は電気やガスを使えないと考えるとカロリーメイトあたりが無難になります。
インフラが整いだすとカップラーメンなどの心温まるものが食べたくなります。

東日本大震災の時も揺れによる被害を受けた場所ではありませんでしたがスーパーからしばらくの間ものがなくなり食料確保が大変でした。
食料確保と同じに水を1日3リットルを3日分用意することが求められております。
家族4人であれば9リットル×3で36リットルを買う必要があります。

夕方から就寝まで暗くて何もできなくなる

停電状態になれば当然蛍光灯もつかなくなります。
自宅の電気だけでなく街灯や信号やお店の電気も消えているので街中が真っ暗になり思った以上に何も見えません。
イメージすれば山の中にキャンプに来た状態になります。

非常用としてキャンプ道具で必須のランタンが活躍します。
ランタンに関しては最後の項目で取り扱いますので最後まで見ていただけますと幸いです。

停電時にローソクをイメージしている人がいるかもしれませんが、
停電時の暗闇で火を使う灯りはリスクを伴います。
火事のリスクがあがりますので電池式ランタンを買うことをお勧めします。
後ほどお勧めのランタンを紹介するので安全を取りましょう。

情報収集はテレビは役に立たなくてラジオが大事になる

停電するとテレビは見れなくなります。
ラジオは電池で動くものありますし車で聞くことができるので現在の状況を聞くのに非常に大事になります。

東日本大震災の時も被災後は停電でテレビからの情報は入りませんでした。
東日本大震災の時は当時住んでいたエリアの非常電源?による大津波警報の発信と、
車のオーディオで聞く被災情報が唯一の情報源でした。

東日本大震災の時の経験からラジオの重要性を知っていたので電源なしでも聞ける手回し発電機搭載のラジオを非常用として常備していましたので胆振東部地震の時もエリアの情報収集に繋がりました。

停電時に役立つもの

ランタンがあるのと無いのでは大違い

停電時には懐中電灯よりもランタンが役に立ちました。
懐中電灯は直線の光になるので部屋全体を明るくすることができないのですがランタンは部屋全体に光が照らされるので夜間すごすのには適しております。

ランタンでお勧めなのがコールマンランタンクアッドマルチパネルランタンです。
光量は800ルーメンほどあるので部屋全体を視認することができるので停電のストレスは和らぎます。
下記写真が実際の使用イメージです。
汚い部屋なので全体を写すことが厳しいですが明るさは伝わってませんか?

また、ランタン側面を取り外すことができ下記のように懐中電灯としても使うことができるのでお手洗いに行ったりするのにも便利です。

また下記の写真を見ていただけると分かりますがスマホを充電できるUSBポートが付いているのがありがたいです。

必要電池は単1電池が8本必要になります。
ただし、4本でも起動することができるので緊急時は重宝します。

単一乾電池8本でHIGHモードで20時間 MEDモードで120時間 LOWモードで400時間です。
4本は持続時間が約半分になります。

アウトドアや非常用として使えるので一家に一台あっても損はしないと思います。

ランタンと合わせてあれば便利なのがヘッドライトです。
ランタンは部屋全体を明るくしますがピンポイントで明るくするには物足りません。
懐中電灯は片手が塞がるので実用的になりません。
ヘッドライトがあれば両手が空くので簡単な作業をすることができます。
私はたまたま夜釣りをしていたので持っていましたが停電時は簡単な料理時に重宝しました。
安い1000円位の物で十分使えます。

私自身が保有しているわけではないのですが今後欲しい商品が下記のポータブル電源です。
電源の無い場所でも2つの電源ソケットで電気毛布やLEDライトなどの複数の家電を同時に使用できることをセールスポイントにしております。

このポータブル電源自体がランタンにもなる優れもので災害用やアウトドア用として重宝しそうです。
また、別売りでソーラーチャージャー対応やカーソケットからの充電に対応しております。
趣味用としてほしいので嫁には災害用と謳って買ってみようかな・・・。

カーコンセント

停電時の情報収集や安否確認ではスマホが重宝します。
しかし、スマホの充電ができないことが問題になります。

カーコンセント(カーインバーター)があれば車から電源が取れてスマホの充電ができます。
胆振東部地震の時はこれを持っているか持っていないかでかなりQOLは変わりました。
持っていない人はスマホの充電ができず市役所の充電コーナーまで行って充電せざるを得ませんでした。

寝袋(冬用)

災害用としても重宝するのが寝袋だと思っております。
寝袋にも夏用・冬用・ALLシーズン用などがあるので要注意です。
下記の商品はマイナス18度まで対応する商品となっております。
私はコールマンの商品が好きで揃えてます・・・。

カセットコンロ式ストーブは補助ツール程度に

停電を経験して恐ろしいと感じた事は停電によって寒冷地にとって生命線になる暖房や給湯機がダメになることです。
胆振東部地震は偶然9月に起きたので給湯器がダメになってもお風呂に入れないくらいの被害で済みました。
ただ、これが冬場におきると悲惨です。
灯油の暖房システムも電気で動いているので停電すれば使えなくなります。

非常用にカセットコンロと合わせてカセットコンロのガスで暖を取れる下記の商品は良いかもしれません。
ただ、使えるのが2時間強なのである程度ガスを買っておく必要があるのと北海道の厳しい冬では物足りないので避難所があるのであれば避難所に行く判断が迫られるかもしれません。
あくまで補助ツールですね。

まとめ

災害はいつ起きるかわからないので準備が必要になります。
自分自身は直接大きな被害を受けることが無かったのですが阪神大震災・東日本大震災・胆振東部地震を経験しました。

直近の東日本大震災や胆振東部地震の時に感じたことは起きて1週間程度は満足に買い物ができない状態が続くのである程度の食料や必需品を備蓄しておく必要があることを感じました。

また、停電も災害につきものなので数日間を電気なしでも暮らせるような準備も必要だと思いました。
キャンプ道具はそのような状況で活躍するのでキャンプをしない人もそろえることをお勧めします。

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